岐阜 長良川の鵜飼
暑くなってきましたねぇ。
私は先日息子に付き合って、2時間ばかり日なたのテニスコートにいましたら
軽い熱中症になっちゃいました。息子には「え?あれだけで?」って言われちゃいましたけど。
そもそも私は普段太陽の下にいることがないのでね…。
皆様も、ご自分の身体を過信しすぎず、気を付けましょうね。
さて、鵜飼の季節がやってきましたね!
5月27日(金)に、会社があります徹明通六丁目の自治会様のイベントで鵜飼観覧があり、当社も数人呼んでいただきました。
私は、鵜飼をちゃんと見たことがなく、知識としては知ってはいたものの、遠くから篝火を見て「あー鵜飼だー」ってなくらいでした。
今回私も行かせていただけることになり、初めての鵜飼観覧!
結論から言うと、大変素晴らしかったです。
篝火の勇ましさ、迫力、でも厳かな雰囲気もあり、遠くから能?の音楽も聞こえてきて、古典絵巻を見ているようでした。
それでは、詳細レポートです。
今回乗せていただいた船はこちら!「花篝」です。今年度より新調された豪華客船です。
高級観覧船は「白月」「藍山」「花篝」の3隻あるのですが、その内の「花篝」に乗せていただきました。高級観覧船だなんて、なんて贅沢!。
18:00頃、白い法被がパリッとしてカッコいい船員さんに手をとっていただき乗船して、しゅっぱーつ!Go!Go!
夕焼けがキレイですねぇ。
グランドホテル前辺りに停泊しまして、船に横付けして、この船のためだけに鵜匠の方から
色んな説明をいただきました。これまた贅沢!!
こんな近くでまじまじと鵜を見たの初めてかも。
漁の前は、鵜は空腹状態だそうです。
喰う!!
のどに1匹います。
もっとくれ~
その後はお食事です。お弁当と鮎の塩焼き、そして鮎雑炊でした。
どれもとても美味しかったですが、日が落ちて少し肌寒かった時にいただいた鮎雑炊は格別でした。ごちそうさまでした。
食べ終わる頃、またホテルパーク前辺りまで戻ってきて、
鵜飼が始まるのを待っている間、踊り船が周っていました。
踊り船には、浴衣姿の踊り子さん6人くらいで、扇子を広げ、浴衣のたもとを持ち、しとやかに踊ってみえました。
そして、19:30頃、鵜飼開始の合図の花火があがりました。いよいよです。
この距離ですよ!
鵜舟が通るたび、篝火の温かさを感じ、パチパチと爆ぜる音と火の粉が舞うのを目の前で見て、大興奮でした。
頑張って獲ってくれている鵜たちです。
がんばってくれている鵜たちも、夜の川面では、うまく撮れませんでした…。(´・ω・`)
最後のクライマックス「総がらみ」です。
6隻の鵜舟が川幅いっぱいに横一列に並び、一斉に鮎を浅瀬に追い込んで巻き狩りする漁法だそうです。
いやーこれは、本当に壮観でした、
3月14日から岐阜城では、ウクライナ・ロシア間で継続している戦闘が停止され、世界中で真の恒久平和が達成されることを祈念して、ブルーにライトアップされているそうです。
岐阜城の青と、篝火の赤、川面に写る火、舞う火の粉がとても印象的でした。
どれもあんまりうまく写真が撮れなくて残念です。
これは、ぜひ目で見ていただかないと!ってことですね!!
1300年以上の歴史がある長良川鵜飼。
今から1300年前って722年ですよ?722年って奈良時代ですよ?
鵜匠さんや、船頭さんの説明によると、
織田信長公が”鵜匠”という地位を与え”鵜飼”を保護し、そして徳川家康公も、鵜飼を見物し保護したそうです。岐阜で作った鮎鮨を江戸まで運ばせたそうですよ。
松尾芭蕉も、鵜飼を見物して「おもうしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」という句を残したそうです。
かの偉人達が見聞きしたものと、今も同じに見られるものなんて、他にそうはないですよね。
鵜匠は、代々世襲で親から子へとその技が受け継がれているそうですが、
絶えることなく、未来へと続いていってほしいと切に思いました。